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六甲登山

前日の雨も上がり、晴天に恵まれた5月27日(金)に六甲登山がおこなわれました。六甲登山は合唱、苦楽中ギャラリー、漢字関門テストと並ぶ、本校教育の4本柱の一つです。校是「克己」の精神のもと、昭和49年の開校当時から行われていた耐寒強歩大会(男子:山口中まで30km 女子:船坂小まで20km)が、大雪と交通量の多さから昭和59年に幕を閉じて以来、平成元年11月に六甲縦走自主登山として復活しました。創立以来、今年で37回目を迎える本校ならではの行事です。この伝統行事の中に、「校是」の精神が時代をこえて脈脈と受け継がれていることは誇らしいことです。また、今年もPTAをはじめ、PTAOBの方々など100名以上の方がボランティアとしてご協力いただき、生徒たちの安全確保等にご尽力くださいました。本当にありがとうございました。このバックアップ体制こそ、今日の苦楽園中学校を支える基礎となる力強い土台です。本校の誇りの一つでもあります。ご支援くださいました皆様に感謝しますとともに、今後ともどうぞよろしくお願い致しします。

私は今年も弱視学級のSさんの班と一緒に登ってきました。2年3組の男子3名、女子3名と北川先生、Sさんのお母さん、Kさんのお母さんそして校長のメンバーで六甲登山に臨みました。北川先生のサポートのもと、班員の女子がSさんを支え、声を掛け合いながらずっと歩いてくれました。班長の男子は元気な声でみんなを励ましたり、元気づけるために歌を歌ったりするなど、本当に素晴らしかったです。たくさんの班に抜かれながらも、みんながSさんのペースで歩いてくれました。気がつけば最後尾担当の山田直史先生も合流し人数が増えました。
五助ダムあたりまでは元気でしたが、土樋割峠から石宝殿に登って昼食をとるときにはみんなへとへとでした。やっとの思いで土樋割峠まで下りてきたところで足はガクガク。奥池からゴロゴロ岳に行くあたりで両足がつり、「校長先生がんばって下さい」と生徒たちに言われました。
濱本先生が待っていてくれたのでまた一人ふえました。ゴロゴロ岳は濱本先生がSさんをサポートし、細くて岩が多く足場の悪い道を時間をかけて下りることができました。
2年生のコースは昨年に比べものにならないぐらいハードで、途中でくじけそうになりましたが、学校が見えた時はとても感動的で、学校に到着したときには何とも言えない達成感がありました。多くのPTAボランティアやPTAOB,地域の方々のご協力のおかげで、生徒一人一人が達成感を感じることができたと思います。ありがとうございました。
昨年度の反省からイノシシ対策として神戸農林事務所に問い合わせたり、登山用ストックを先生方に持たせたりしました。安全対策をとっていましたが、今年はイノシシに出くわすことはほとんどなく、無事に大きな行事を実施することができました。(校長より)

六甲登山2016



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