校長室四方山話2008・2009 谷本眞一元校長先生から 学校だよりバックナンバー 山根弘昭校長先生のちょっと□分おしゃべりコーナー2011

校長先生退職

校長室四方山話2010


谷本眞一校長先生のラスト1年間(+退職後しばらく)の言葉を集めました。
人権教育・生徒指導・脳科学・教師学・子育てなどなど、多岐にわたり、お話がたくさん載っています。
じっくり楽しんでください。




記念誌『雲外に蒼天有り』は青色です。これは空の青色を表しています。私が深津小学校に来た時には、大変なこともいろいろあり、天気はドシャ降りでした。青空は見えないような状態でした。ところが、深津小学校・深津中学校の先生のおかげで青空が見えるようになってきました。
≪7月23日兵庫県教育功労者表彰記念イベントで≫



片手運転は・・・ダメ
ジグザグ運転は・・・ダメ
≪7月19日1学期をふり返る会に自転車に乗りながら乱入して≫



しょっちゅう子どもたちと出会っています。今は自分にとって、ぴったりの所に勤めさせてもらっていると思っています。保護者の方たちのきずなが切れそうになったら、いつでも結びに行きますよ。
≪6月27日地域主催のお別れ会で≫



深津っ子が好きだから、ここで退職することにしました。
これまで、3つの力と心を持てばナンバーワンの学校になると言ってきましたね。おぼえていますか? 復習しましょう。
3つの力は?
 ふ…ふれあう力
 か…考える力
 ず…ずっと続ける力
3つの心は?
 ありがとうの心…しあわせになれます。
 素直な心…人が認めてくれます。
 戒めの心…よりよい、より高い自分になれます。
これら3つの力と心を持つことができれば、立派な大人になって成功します。
地域の方、保護者の方にも支えていただきました。ありがとうございました。楽しかったです。
≪4月13日離任式で≫



・「燃えて とことんかかわって 心を入れて そして、変えて 如何とかせん」の合言葉は大切にしてください。
・銀行の職員の方に「深津小学校の校長先生をされていたのですか? この地域の担当をしているのですが、深津小学校は先生たちがすごいと聞いていますよ」と言われました。深津小学校のがんばりは、銀行の一職員の方にも知れ渡っているのです。
≪4月13日朝の職員打ち合わせで≫



新しい職場では、上司の指示に従い、おとなしくちょこんと座っています。
深津小学校に何かあったら、すぐに動きます。
≪4月5日送別会で≫



ありがとうございました。これにて退勤します。
≪3月31日から日付が変わる時に≫



退職でたくさんの感謝状をもらいましたが、こんな大きな感謝状はもらったことがありません。家に大事に飾っておきます。
この日がくるとは思っていませんでした。ここまでくることができて、感謝の気持ちでいっぱいです。
退職後、一番したかったのは親孝行です。親元近くでゴルフに関係する仕事をしたいなと思っていました。でも、深津小学校校区内で仕事もしたかったのです。
次の山根弘昭校長先生は、必ずみんなの中に入ってくれる人です。安心して任せられます。さらにいい学校になります。みなさん、教育委員会の方たちに感謝しましょう。
私は山梨県の大学の出身で、武田信玄の活躍した場所です。武田信玄は「人は石垣、人は城」と言葉を残しました。深津小学校は難攻不落の城です。人間が団結すれば落とすことはできません。派閥が一つなら大丈夫です。立派な城になったと思います。「燃えてとことんかかわって心を入れてそして、変えて如何とかせん」がある限り、深津城は落城しません。城主が山根弘昭校長先生になってくれて、とてもうれしいです。
「もっとがんばらないと…」でなくてもいいです。ふだん通り仲よくやってください。困ったことが起きたら、みんなでやればいいのです。
ここまでこれたのはみなさんのおかげです。みなさんが支えてくれたからです。ありがとうございました。
≪3月31日深津小学校を退職する方を送る会で≫



警備員さんは、12年もの間深津小学校で勤めてくださいました。今いる教職員の中で一番長いです。いつも、まず外側から点検し、次に内側から見ていきます。カギはすべて確認し、閉めてくださっていました。ゴミも一つひとつ袋に入れていかれました。
義務ではない仕事を自分からどんどんやってくださいました。落葉集めは本当に大変だったと思います。
特に大変だったのは、土日だと思います。いろんな人がやってきますが、その人たちに対応してくださいました。やんちゃな子がやって来ても対応してくださいました。先生以上に子どもを叱ってくださいました。
地域の人たちも警備員さんの働きぶりをよく見ていたし、よく知っていました。
深く感謝します。
≪3月31日深津小学校を退職する方を送る会で≫



私の願いが叶った人事でうれしく思います。
≪3月25日夕方の職員打ち合わせで≫



・1年間ありがとうございました。学校は子どもがいないと学校になりません。将来の日本を背負っていく子どもを育てる仕事を、私たちができることをすばらしいことだと思います。それは、事務室・用務員室・給食室・職員室と、それぞれの職種で子どもを育てていくことです。
・私たちが一番大切にしてきたのは、職員室前方に掲げている「燃えてとことんかかわって心を入れてそして、変えて如何とかせん」だと思います。何かするぞという決意の合言葉だったと思います。
・深津小学校の子どもたちも保護者たちも、「ありがとうの心」を持てるようになりました。これは思いやりにつながります。給食最終日に「おいしい給食1年間ありがとうございました」とお礼が言えていたのは、調理員さんたちが暑い日も寒い日も一生懸命作ってきたのと、そのことを先生方が伝え続けてきたからです。
・「素直な心」はなかなか難しかったです。これまで注意されて「ハイ」と素直に言えなかった子どもが多かったのですが、それが変わってきました。これも指導のおかげです。
・「戒めの心」「思いやりの心」「学びの心」はこれからさらにつけてやらねばならない力です。事務室・用務員室・給食室・職員室のみんなで総力を挙げて力をつけてやりましょう。
・いかに義務以外の仕事をできるかが、組織の力です。授業をしっかりやることは当たり前のことです。それ以外に、例えば、子どもについての情報交換をしたり、子どもと一緒に遊んだりといった、義務ではない仕事をどれだけできるでしょうか? これから、深津農園の手入れは、私がいなくても子どもたちの学習に役立ててやってください。勤務終了後の夜に公民館で行われている各種の学習会にも、ぜひ参加し続けてください。
・最後の話だと思うと力が入ります。本当にみなさん、よろしくお願いします。
≪3月25日昼の職員打ち合わせで≫



・PTAの手芸クラブの方が作った「ふかまるくん」のバッジを、PTAの方からプレゼントしていただきました。とてもうれしいです。
・校長先生がみんなにお話しするのは今日が最後です。姿勢を正して聞きましょう。今日は、3つの心の話をします。
・1つ目は、「有難うの心」を深津っ子は持てるようになりました。今朝も校長先生に「○年間お世話になりました。ありがとうございました」と言ってくる子がたくさんいました。また、ありがとうのお手紙をくれた人もています。1階の廊下の所に「ありがとうの心を持てば…」の詩があります。ありがとうの心を持てば、みんな幸せになれます。
・2つ目は、「素直な心」を深津っ子は持てるようになりました。先生に注意されたら「ハーイ」とすぐに返事をし、言われた通りにできています。それが、自分の力を伸ばすことになります。
・3つ目は、「戒めの心」ですが、これはまだ持てていない人がけっこういます。「〜しなければならない」とか「今は〜してはいけないときだ」と自分の心の中で言って実行していくことです。校長先生は、「心だに誠の道を守りなば祈らずとても神や守らん」という戒めの言葉をずっと守ってこようとしてきました。当たり前のこと、正しいことをしていたら神様が自分を守ってくれるという意味の言葉です。この言葉を校長先生は「座右の銘」にしてきました。「戒めの心」を持てるようになると、立派な人間になれます。だから、大きくなるに従って座右の銘が持てるようになってほしいと思います。
・以上の3つの心を大切にして「市内ナンバーワン」の深津っ子になってほしいと思います。できますか?「ハーイ」の元気な子どもの声。
これで私の最後の話を終わります。
≪3月25日修了式で≫



・今日は終業式ではなく「修了式」です。その違いを子どもたちに話し、きちっとした式になるよう、教室で指導してから体育館へ入れてください。
・6年生が卒業してからあいさつのカウントはしていません。でも大きな声でほぼ全員あいさつを続けられています。「また来年もがんばりな」と子どもたちには伝えています。
≪3月25日朝の職員打ち合わせで≫



・二人の先生が「形にはめるのは…」という話と「集団の規律をしっかりさせて…」という話をされた。これは一見矛盾しているようだが、実は矛盾していない。
・子どもを変えるペースには、先生が子どもを好きであるということがある。子どもの心をつかむのに授業で勝負ということもあるが、それまでに見えないようなペースがある。そこの段階まで行っていない子もいるのが現状である。たとえば、集団行動がしにくかったりする子どもがいるが、そのような状況が、私が深津小学校に来た時にも見られた。みんなが動きを止め、集団行動をしっかりできるならば、みんな話を聴けるので、話の中身で勝負できる。
・「しんどい」というウソの言葉で保健室へ行っていた子はいなかったか? それは親や先生の甘やかしが裏にあると思われる。それでは、健全な自尊感情が育てられない。
・ヒトの脳を考えた時、新皮質までいくと人としての力を獲得したと言える。ヒトとしての能力を獲得するということは、子どもの発達を保障することなのだ。
・子どもの行動も、無意識のレベルを意識のレベルに変える必要がある。例えば、「○●するなら出ていきなさい」と言われて教室をすぐに出ていってしまう子がいるとする。その子は、家でそのようなことを言われてもすぐに出ていくだろう。それは無意識にしているレベルである。それを「こういうときには、すぐに出ていくのではないよ」と教えて意識させ、「今度からは出ていきません」と決意させ、さらに「こうすることが将来の幸せにつながるんだ」「将来に向けてがんばろうな」ということも話してやることが大切になってくる。
・「めのか」や「聴くポスター」や集団行動のような自己コントロール訓練をしていくのはたやすいが、無意識のレベルを意識のレベルに変えていくのはなかなか難しい。心ここにあらざれば、見えども見えず、聴けども聴けず、食えども味わえず。クセを直すのは難しい。本当は心を直してやりたいが、まず外から形から直すようにしていくのがよい。
・扁桃体で「好き」と認識させることで表面上聴いてないように見えても、心で聴いてできるようになっていく。「見つめる、微笑む、話しかける、触る、ほめる」を続けていくと、そのようになっていく。
・外部環境の刺激で脳に変化も起こる。場合によっては性格まで変えてしまうことがある。いいようにもわるいようにも変わる。この「脳の可塑性」は臨界期に起こりやすい。「10歳のカベ」と言われる。
・子どもが「先生大好き」になる前提として、先生が子どもを好きになることが必要である。表面的にしかるだけの先生の言うことは聴かない。子どもに対して「見つめる、微笑む、話しかける、触る、ほめる」を続けていると、しかっても子どもの心に入っていく。
・個人の改善は、決意させ、夢を共有していくことが必要だ。クラスの改善は、ルールを子どもたちと作り、希望を語り合い共有していくことが必要だ。学校の改善は、組織でどうしていくか職員同士で話し合っていくことが必要だ。「〜してはいけない」ではなく「〜していこうな」「いい流れにしていこうな」と職員同士で意志を共有していくのだ。
・人間は一度経験しないとわからない。しんどさを経験したら、しんどくなりたくないからこうしておこうと、手立てを打っておこうとする。これが繰り返される。先生方はずっとこの深津小学校にいるわけではない。他の学校へ行っても立派な学校にしていってほしい。「タンポポは落ちた所で花開く。」
・人間は20歳を過ぎ、50歳を過ぎ・・・と年齢を重ねれば重ねるほど、あほになる。だから、次のようなことをして「結晶性知性」を伸ばしていこう。1、強い目的意識をもつ。2、適切な栄養をとる。3、好きなことをやる。4、芸術家のように右脳を使う。5、できるだけウォーキングに励む。6、積極的に社会とかかわる。7、社会に貢献するという意識をもつ。8、いくつになっても恋をする。
≪3月22日校内研修会校長先生の話を聴く会で≫



卒業式の日、教育委員会と新聞社の方とが取材に来たから、たくさんの記事が載ることを期待していたのに、ちょろっとしか出てなくて、しかも私は後頭部しか写っていなくて残念や。
≪3月22日朝のあいさつ運動をしている途中、一緒にあいさつ運動をしていた教師に≫



教育委員長にも初代校長先生にも、「感動的な卒業式でした」と言ってもらいました。卒業生の呼びかけの中にサプライズがあったが、それをやられると私は、涙もろく弱いのです。天気にも恵まれ、子どもたちの顔も輝いていました。厳しい時代もありましたが、落ちついた卒業式ができるところまでもってこれました。それは、子どもたちが自分たちで変えていこうとする何かがあったからです。それは、先生方の指導のおかげです。
卒業式の「学校長の言葉」は相当省略しました。途中であれをやめようこれをやめようと、話しながら考え、考えながら話しました。
心に残るいい卒業式でした。
≪3月18日卒業式後の昼食会で≫



「自創」の絵が私の後ろに掲げてありますが、これは図工専科の先生に描いてもらったものです。自分をどう創っていくのか、私には私を創っていく責任があるということを表しています。その「自創」の絵に木札がありますが、「心だに誠の道を守りなば祈らずとても神や守らん」と書いてあります。私が座右の銘にしてきた言葉です。
修学旅行の時、「人は何のために生まれ、何のために生きているのか」とみんなに問いました。私は、自分は明日・未来の幸せのために、夢の実現のために生きているのだと思っています。自分の夢を実現させることで世のため人のために役立つ人になるために生れてきたのだと考えています。みんなにはいろんな夢があると思いますが、「どんな大工になるのか」「どんなパテシエになるのか」中身が問われるのだと思います。
昨年の卒業式・修了式でもシュバイツァー博士の話をしました。人は誰でもランバレネをもつことができるという話でした。シュバイツァー博士は、一生を黒人の医療のためにささげた人です。彼は、少年のころ悲しい目をした黒人の少年の像に「ぼくが大きくなったら助けてあげるからね」と約束した自分の夢を実現させ、世のため人のために生きたといえるでしょう。
私も少年のころ学校の先生になりたいという夢をもっていました。そして、学校の先生になりました。苦しいこともありましたが、それを乗り越えられたのは、先ほどの座右の銘があったからです。
シュバイツァー博士は、アフリカのランバレネに自分の目指す場所をもつことができました。私にとって、深津小学校はランバレネの地です。シュバイツァー博士はノーベル賞をもらいました。私は毎日、子どもたちから、笑顔と励ましをもらっていました。ノーベル賞を毎日もらっていたようなものです。さあ、今度は君たちの番です。
保護者の皆様、12年間お子様を育ててくるのは大変だったと思います。「人は人によって人になる」の言葉通り、保護者の皆様の愛情があったからここまで育ってきたのだと思います。これからも深津小学校を支えてください。
来賓の方々には、縁の下の力持ちになってもらいました。子どもたちをいろいろな場面で励ましてくださいました。おかげで、子どもたちが地域の中で輝けるようになりました。中学生になっても見守ってやってください。
さあ卒業生の皆さん、はばたく時です。詩「深津っ子よ」を贈ります。(下に詩の画像あり)
≪3月18日卒業式の学校長の言葉で≫


卒業式「深津っ子」へ

卒業式で話す学校長の言葉、昨晩考えようと思っていたのに、ぐっすり眠ってしまって考えられませんでした。娘が心配してので、「大丈夫だよ。父さんの特技は、しゃべりながら考え、考えながらしゃべれるところだから」と答えました。話すのは大丈夫だと思いますが、終わりなき旅(長い話)になると思います。
≪3月18日朝の職員打ち合わせで≫



先生方のおかげで、卒業式も準備万端になりました。ありがとうございました。
私の考えを表現する絵と書の大作を先生方に作っていただきました。ありがとうございました。
あとは、子どもたちが全員出席してくれることを願うのみです。
≪3月17日卒業式準備後の職員打ち合わせで≫



今朝はあいさつカウンターは最後の日でした。今朝も330人を超えました。このような数がずっと続いています。
今日でカウントするのを終わります。一つのことが終わると、新しいことが始まります。いいことは、新しい革袋で始めてください。
≪3月17日朝の職員打ち合わせで≫



5年生は立派な態度で練習できています。
6年生は呼名の時、いい声で返事しています。自分たちで立派な卒業式にしてください。
今日のリハーサルでも、気をつけの姿勢が崩れていたり、証書を受け取る時に校長先生と目を合わせられていなかったりする子がいました。そこに気をつけたら、きっといい卒業式になります。
≪3月16日卒業式リハーサルで≫



卒業式にはたくさんの来賓の方が来られるそうで、来賓席が足りるかどうか心配です。
≪3月15日朝の職員打ち合わせで≫



・3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」でお亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表します。この地震に関してチェーンメールが出回っている。これは、風評と同じだ。情報を確かめもせずにメールを送るというところに問題がある。情報の扱い方を子どもたちにも学ばせていく必要がある。
・子どもとつながっていたら、保護者とつながることができる。特に、子どもの課題は保護者と学校とで手を結んで解決していかねばならない。
・子どもは自分に都合の悪いことは、家で言わないこともよくある。だからこそ、担任は子どものことをしっかりと見ておいて、良いことも悪いことも保護者に伝えていく必要がある。
・保護者同士が手を結べるようにすることも、学校の教師に必要なことだ。
≪3月14日職員会議で≫



・人権問題には、簡単に答えられる問題もあれば、深く考えても答えられないような難しい問題もある。私たち教師は、啓発の主体者として、どんな問題を保護者から尋ねらても答えられるよう、常日頃から学習を重ねてシュミレーションをしておくことが必要である。
・昔は放課後の時間に教師と子どもとが関わる時間があった。遊んだり、勉強したり、何か一緒に作業したり…。それが今は、何やかやで子どもと触れ合うゆとりがとれていないのが現状である。うちの学校では唯一、のびっこや放課後学習のように、教師と子どもとの触れ合いが学習ということで関わることができている。
・教えたことが子どもにはすぐ身につかず、すぐ忘れてしまうこともある。でも教師と関わることで、学習で身に着く知識や理解とはちがう何かを子どもが得られていることもよくある。たとえば、漢字を書く力・計算できる力などではなく人間性のような見えない力が、ふれあいの中で子どもに養われているときもある。だから、決めれれた時間の中で、これをしなければならないという時間も大切だが、時間を度外視して、じっくり考えたりゆったりと触れ合ったりすることも大切だ。
・親が甘やかしているなあと思った時には、その内容を具体的に書き出し、自尊感情との関連で理論的に保護者へ説明することが大切だ。そうすることが、子どもの自尊感情を高めることにつながるのだから。
・7つの教育課題を克服していくためには以下のことがキーワードとなるだろう。
1…言語機能については、「共通語」
2…生活習慣については、「早寝早起き朝ごはん」
3…諸能力の開発には、「読み・書き・そろばん」
4…社会性には、「だれとでも仲良くできる」ということ
5…学習士気には、「やる気」を引き出すこと
6…交流には、「地域行事に子どもが出る」こと
7…地域の教育力には「勉強へと向かう」家庭や地域の雰囲気
≪3月8日人権全体会で≫



・「学力」をどうとらえるか? 計算・漢字・文の読み書きなどのように、テストで測れる「見える学力」と、表現力・思考力・判断力のようにテストでは測りにくい「見えない学力」がある。これまでは、「読み書き計算のような基礎的な学力→思考・判断→表現力」とレベルが上がっていく「ザブトン型」で学力は考えられていたが、新しい学力観の中では、基礎的な学力も思考・判断も表現力も横に並んでつながり合うような「あみだくじ型」で学力を考えるようになっている。
・「学習過程」をどう考えるのか? つかむ→見通す→解決する→深める→広げるとあるが、それぞれの段階で何を指導するのか? どうやって子どもに気づかせていくのか? 教科によってどのような違いがあるのか? それぞれの段階で、教師側は一人ひとりの子どもがどんな理解の仕方をしているかをつかんでいるのか? 既知の学習を活用してどのようにして未知の学習へとつなげているか? などなど共通理解していく必要がある。
・「主体的な学習=自己教育力を育てる学習」になっているか?主体的な学習では、1…その単元をなぜ勉強するのかがわかる。 2…その単元の勉強のしかたが自分でわかる。 3…自分でその勉強を進んでやってみる。 4…その勉強をした後に充実感や満足感が味わえる。 ならば、学習が主体的になると言われている。そのようなテーマに迫る研究がなされているかの検証も必要だ。
・子どもにとって、主体的な学びになるための条件には、1…協同して学習する場がある。 2…学習の中で新しい発見や気付きがある。3…学習を通して技術・やり方・考え方などの伸びるが自分で感じられる。 4…作業や思考を充分にやった満足感が味わえる。などがある。
・学習の中では、子どもの言葉や教師の言葉に吟味をかけ、言葉を磨き言葉の意味や個人の想像力を深めたり広げたりしていくことが、うちの学校では特に必要なことだ。
≪3月4日研究全体会で≫



自分でしっかりとめのかちゃんを育てていきましょう。
≪3月4日全校朝会で≫



・二分の一成人式、おめでとうございます。みんなこんなに大きくなりましたね。あたたかい人間の手がないと、ここまでは育たなかったのですよ。例えば、200年程前に10歳すぎの野性児がフランスのアヴェロン地方で発見され、人間の手で育てられたけれど、結局は人間にはなれませんでした。お家の人、つまり人間が愛情を持って育ててくれたから、みんなは立派な人間として、今生きているのですね。
・爆発的に脳が成長するのはちょうど10歳のころまでです。今から25歳ぐらいまでは、それと合わせて心が育つ時期です。悲しいこと・苦しいこと・つらいことがあった時に、自分でがんばって乗り越えることで、一段と心も成長します。
・まだまだ大人になるまでには、お家の人に支えてもらう場面があることでしょう。そのようにして支えてもらった人たちに応えるためにも、多くのことを体験し自分で頑張って乗り越えていくことがこれからは大切です。
≪3月1日「二分の一成人式」で4年生に向けて≫



子どもたちには、幸せになってもらいたい。
・漢字や計算のテストのように「見える学力」と、思考力・判断力・表現力のような「見えない学力」とを合わせて、「学力」といえます。体力も学力に含まれます。その学力を支えているものが、「生活習慣」と「しつけ」です。この「生活習慣」が確立することとしっかり「しつけ」られることが、確かな学力が育つ基礎となります。
・生活習慣といえば、「早寝早起き朝ごはん」ですね。睡眠が大事なのは、1…筋肉や骨をつくるから、2…傷・疲れを治すから、3…性の成熟を遅らせるからです。
・心の安定と睡眠にはセロトニンとメラトニンという脳内伝達物質が関係しています。セロトニン神経を鍛えるためには、1…朝の太陽を浴びる、2…散歩や歌・よく噛むなどのリズム運動をしっかりとすることが必要です。セロトニンによって、落ちついて行動でき、うつになりにくくなります。メラトニンは、朝の太陽を浴びてから15〜16時間後に睡眠を誘います。規則正しい生活をしなければ、人間の体内時計は1日=24.5時間〜25時間なので、1日=24時間の地球時間とはずれが生じます。規則正しい生活をして、メラトニン神経を鍛え、体内時計を地球時間に整えることが大切です。
・朝ごはんは、脳の栄養にとても大切です。栄養状態の悪い子は、IQが110を超えないなどの実験結果も出ています。朝ごはんを食べてきていない子は、どこかしんどうそうでその様子を見たらわかります。
・「しつけ」は漢字で書くと「躾」で、身体を美しくするということです。虐待することとはちがいます。基本的には「ほめること」です。失敗した時には、「どうやったらできるか」親と子が話し合って解決の方向を決め、できるようになればほめたり励ましたりしていくことが、しつけなのです。
・「自尊感情(自分が好き)」が高くなると、社会の中で建設的に生きられ、人間関係が互恵的になると言われています。「自尊感情」が正しく育たない条件が3つあります。1…劣等感を持っている場合、2…その劣等感をひきずったまま大きくなる場合、3…親が甘やかしている場合です。1と2の劣等感は、親がその気持ちを受け入れ、補強してやることで解決します。3の親に甘やかされて育つと、自己中心的な性格となり、自分を非現実的な世界にまで追いやり、人に注意されても「オレは悪くない」「なんで怒られるねん」となってしまいます。子どもの自尊感情を高めるためには、親の「甘やかし」をやめるべきです。
・家の人には、子どもの性格を育ててほしいです。性格は学力以上に大切です。素直な子・明るい子・礼儀正しい子・まじめな子に育ててほしいと思っています。このような性格は、職に就いた時、学力以上に「もの」を言うことがあります。
・親は、親同士が支え合える集団であってほしいと願っています。親同士が支え合うために、1…一緒に何か活動する。2…話し合いを重ね、学習していく。3…飲食を共にする。ことです。
 これらの活動を通して、本音で語り合える関係を創っていってほしいと願っています。そして、喜び・怒り・悲しみ・時間・知識・課題などを共有してほしいのです。課題を共有して深めていくことで、解決していくための方向性も見えてきます。それによって、さらに絆も深まっていきます。その支え合える集団になった親たちで、子どもの強い心、差別に負けない心を培っていってほしいと思います。
≪2月27日地域の行事で保護者たちに向けて≫



兵庫型教科担任制を先行実施するにしてもしないにしても、まず大切なことは子どもにとってどうであるか、ということだ。兵庫型教科担任制をすることによって、学年で子どもを見ていくことが、より一層進められるだろう。深い教材研究も可能になるだろう。一方で、高学年が優先されてしまって、固定時間割で低学年・中学年にしわ寄せがいかないか心配でもある。
≪2月24日教育課程部会で≫



・今の瓦木小学校・深津小学校・深津中学校は、お互いが何をしているか見える。実態もよく知り合っている。中学校で生徒や保護者に言えないことがあれば、小学校から言うこともあるし、小学校でやり残したことを中学校に任せたりすることもある。
・お互いの教師同士が、顔と名前のわかる関係であることを続けていきたい。そのために、2小1中では、懇親会を開催したり、小学校の体育会で中学3年生の演技を見せてもらったり、中学校の体育大会で小学校の教師が走ったり、ソフトボールやバレーボール対決をしたり、餅つき大会をしたり・・・つながるために何かをしないと、教師間の連携は生まれない。
・深津中学校は本当にすごい。瓦木小学校と深津小学校とで違う面もあるが、それをうまくやって、子どもたちを育ててくれている。小学校は中学校の先生たちを尊敬しているし、中学校も小学校の取り組みのいい所を取り入れてくれている。小学校・中学校とも学力や礼儀を身につけていこうなどの共通理解も創り上げてきている。お互いがじっくりと話をできる状況にあることは、とてもいいことだと思っている。
・今日の講師の先生の話に出てきた一つひとつの提案を、具体的にどうしていくか、考えていきましょう。
≪2月24日2小1中全体会の最後のあいさつで≫



体育的行事では、体育部に限らずたくさんの先生方が、とてもよく動いています。ただし、教科としての体育科の指導については、どうでしょうか? まだまだ上手とは言えないと思います。体育には指導のしかたがあります。どのような指導展開をしていったらよいか、これから研修していく必要があります。
≪2月23日学校評価の職員会議で≫



・保護者や地域の方々は、うちの教職員の動きをとてもよく見てくれています。これからの深津小学校をよくするのも悪くするのも、子どもたち自身です。例えば深津中学校2年生が学習発表会で「深津中団結宣言」を発表していました。あれは子どもたちが自分たちで立ち上がろうとしたもので、とても良かったと思います。深津小学校・中学校がやっていることを、他の学校へも発信していきましょう。
・話を聞いただけとかビデオで観ただけでなく、その場所に足を運んだ時に、見えてくるものがたくさんあります。
・高学年の指導は難しいです。否定形でくどくど言っても、子どもはますますいやになるだけです。また、○●さんのがんばりばかり取り上げすぎると、○●さんへの風当たりが強くなってしまうこともあります。「嫌なことがんばったら、こんないいことあるよ」ともっていきながら、正しい価値観を持たせる工夫を考えましょう。楽しいなあと思わせながら、できていないことをさせていく工夫を考えていきましょう。
≪2月21日職員会議で≫



・「子どもたちが自分で進路を切り拓いていくために学校・保護者・地域の果たすべき役割」はいったい何なのか?
・卒業生が「○●高校に受かった」と言いに来てくれてうれしかった。
・進路保障とは、その子が就職・結婚するところまで見届けることだ。
・就職・結婚するところまで考えた時、支障となるものに、学力と差別心(差別意識)がある。
・学力は学校でというが、その基盤となる学習環境、例えば、学習用具をそろえるとか、朝食を摂ってくるとかいったことは、家でやるべきことである。家でしっかりやってもらうために、保護者と学校とが、しっかりと手を結ぶ必要がある。
・学校が荒れる原因は学力である。心をつくる一つの真実は学習することにある。
・中学校までに「真面目にコツコツ」する力をつけておかないと、仕事はできない。
・同和教育をずっとやってきたのに差別は残っている。「差別にならない方法」を教えているだけではないか? 教師の熱さや一生懸命さで、「差別をなくしていくぞ」と子どもに自分で思わせるような授業をしているか? 知識を教えるのではない、意欲を高めるのだ。こういったことを当たり前の教育としてやっていこう。
・小学校と中学校が一緒に仲良くやっていくことが大事。例えば、小学校、中学校がお互いの先生の名前を知っているか?
・保護者の後ろ姿を見て、子どもは将来を考える。モデルになることが大事だ。
・学校ががんばっているとき、保護者は一緒になって手を結び、見守ってほしい。
・家での子どもの様子を見て、「学校で何かあったのかな?」と感じたら、どんどん尋ねるべきだ。そうして、つながっていこう。
・地域の中にモデルがあるか? モデルをいかにしてつくっていくか? 地域の中に若いリーダーを育ててほしい。
・学校━保護者━地域が手を結ぶためには、日頃からお互いを知っていなければならない。
≪2月18日地域の行事の講師として≫



マラソン大会は、「疲れたから歩いてしまおうとか、止まってしまおう」という悪魔と出会う日です。
強い意志・強い心を持っていれば、その悪魔に勝てます。
マラソン大会だけでなく、宿題後回しにしようとか、テレビをもっと観たいなあとかいう悪魔もいます。でも、その悪魔に打ち勝つために、強い心が必要です。
≪2月18日マラソン大会直前の全校朝会で≫



・子どもをやる気にさせるのに、声の高さや子どもを乗せる言葉がけが大切だ。また、教師が喜ぶ姿を子どもはよく見ているから、そういう姿を子どもの前で見せることも大切だ。
・求同求異…クラスの子全員に共通してここまでの力はつけたい、というのが求同。それは、必ず全員できるようにさせる。一方、それぞれの子どもは能力が違うためその違う能力を高めてやることも大切である。これが求異である。1時間の授業の中で、求同もあり求異もある授業を計画することが必要だと思う。
・基礎・基本を大切にする小学校での授業は、イギリスの哲学者ホワイト・ヘッドの言葉「あまり多くのことを教えることなかれ。しかし教えるべきことは徹底的に教えるべし」をかみしめる必要がある。
・研究をしていく時、このやり方で子どもの側がどう考えているのか?学力は伸びているのか?を考えていこう。
≪2月15日算数研究授業事後研究会で≫



・校長先生は子どもの時に、たくさんの失敗をしてきた。例えば、火吹き竹を作るよう頼まれると、何度もうまくいかなかったが、繰り返していくうちに上手になった。悪いことをしておじいちゃんに追いかけられたこともあった。そのおかげで、足が速くなったかもしれない。
・今、君たちに「何のために生まれたか?」「何のために生きているのか?」という宿題を出しているね。校長先生は子どもの時に、毎日が楽しくてそんなこと考える暇がなかった。6年生は、それを今自分なりに考えているのだからえらい。答えは、君たちの心の中にある。一生かけて見つけていくものでもある。卒業式で、校長先生なりの答えは話したい。
・たばこを吸うのは命を縮める。脳が小さくなっている。みんなに病気になってほしくないし、ばかになってほしくはない。少なくとも、二十歳までは絶対に吸ってはいけない。吸っている校長先生が言うのも変だけど…
・先人・偉人に立派な人がたくさんいる。その人たちを見習うのもいいが、実は身近な人にも立派な人がいる。空気のようにあまりに当たり前すぎて、それに気づいていないのではないか。例えば、家の人や先生たち。あまりにも身近すぎて、当たり前すぎて気づいていないのかもしれない。すぐ近くにお手本がいるのだよ。
≪2月15日卒業記念講演で≫



子どもに対しての、私たち教師の見立てが大事、観察が大事だ。よく観察していると、その子にあった教え方も見つかるものだ。
≪2月10日校内の特別支援教育研修会で≫



今日は8時40分から1校時やね?だから、話したいことがありますが、話すのは控えます(長くなるので…)。
≪2月10日朝の職員打ち合わせで≫



・人権の授業で一番大事なことは、意欲を持たせることだ。差別をなくそうとする気持ちや態度を育成することだ。
・授業の後には、子どもはその授業でどのように変わったのか、成長したのか。それを考察していく必要がある。
・指導案はロードマップみたいなものだ。その時、授業のねらいが目的地である。ロードマップ通りいけるとよいが、目的地に向かって行く途中に、よりよい道を見つけたならば、変更することもありうるが、できればロードマップ通り、つまり指導案通りに進めるのがベターである。
・人権の授業では、知識を教えることにウエイトを置かない。共感することや価値観や考え方にウエイトを置く。だから、授業中に書くなどの作業がないことがあってもかまわないと思う。
・授業でたくさんのものを提示しすぎるのはよくない。例えば、パワーポイントを使った説明では、話が資料の説明になってしまう傾向がある。話し手は聴いている人の表情や反応が見えにくくなり、聴き手に反応した話ができにくくなる。このように、授業も資料にウエイトを置きすぎてこりすぎると、授業のねらいに迫りにくくなる恐れがあるので注意したいものだ。
・黒人の問題も障がい者の問題も女性問題、部落問題も、それぞれその当該者が問題なのではない。むしろ、その周囲の人たちの問題なのだ。だからこそ、人権教育は関係校以外の学校の取り組みが重要になってくるのだ。
≪2月8日人権教育地区別研修会全体事後研で≫



・教科書を教えるのではない。教科書で教えるのだ。それと同じように、算数を学ぶのではなく、算数で子どもの生活とからめた生き方をふり返り、どんな生き方をするのか考えていく授業が必要になっていく。
・親は教師のことを信頼した状態になった時、話したくないことも話そうという気になって話してくれるようになる。
・私たち教師も親も、教科書無償の恩恵を受けている。そのことをよく知っておく必要がある。
・問題を先延ばしにして、いいことはない。必要ならば、管理職を頼ったらいい。
≪1月31日職員会議で≫



親同士が仲良くなっていくことが、子どもにとっても、地域にとっても大切なことだ。
≪1月29日地域の行事で≫



バレーボール・ソフトボールのような激しい動きを必要とする競技は、年をとると若い時のようにはできない。しかし、卓球は年とっても大きく力が落ちることはない。若者にだってそうそうたやすくは負けない。しかし、動体視力は落ちてくるから、カンで球を打ってるようなもんや。だからたまに、球が手に当たるんや情けないやろ。若い先生らも、今のうちにしっかり練習して強くなってほしいものだ。
≪1月27日教職員卓球大会で他校と対戦した後で≫



・子どもの自尊感情は、自分が身近な人に大切にされ愛されているという実感の中で育つ。身近な人とは、親であり先生である。だから、先生の子どもに対する接し方が重要になってくる。
・同和教育の実践は、一人ひとりを大切にする教育として受け継がれてきた。例えば、授業の中で何もしていない子どもをそのままにして、先生が見逃したらあかん。その子がなぜそうしているのか背景を見極め対処することが大切だ。一人ひとりを大切にするとは、そういうことだ。
・集団づくりの実践は、子どもが「立つ」こと、次に「語る」こと、そしてその子らを「つなげる」ことだ。「オレはこんなことを困っているんや」と、立って言えることだ。個人が安心して「立つ」ことができるような仲間づくりをしていくことが、集団づくりとしての第一歩だ。
・「進路保障は同和教育の総和である」という意味が、正しく認識されていないようだ。その意味は、同和教育のすべての取り組みの総和が進路を保障することにつながるということである。同和教育の一つひとつの取り組みとは、差別解消への正しい知識の獲得やなくしていこうとする態度や意欲の形成であったり、自立を促したり、学力を保障したり、集団づくりをしたりしていくなどの営みのことだ。
・進路保しょうの「しょう」は「障」と書く。保障とは、自分の利益が損なわれないように保つという意味だ。歴史的に部落差別は、自分の責任ではないことによって、学力や進路が損なわれた時代があり、それを保障するとは、差別によって学力や進路が侵されたり損なわれたりしないようにしていくということだ。
・同和教育の心として、先輩たちの胸に脈々と受け継がれてきたことは、どんなことがあっても親や子どものせいにしないで、教師自らの責任として指導していこうとした精神だ。これは同和教育の成果であり遺産ともいえるものだ。
・そのほかにも受け継いでほしい大切な心として、「差別の現実に深く学ぶ」「足でかせぐとかくつ減らしの教育」とかの姿勢だ。
・時には、悪しき循環を断ち切るために、私たちは、言いにくいことでも言わなければならないときがある。それが言える関係をつくっていくことも大切だ。
・教材選びは大切であり、ポイントは教師自身が感動するかどうかである。授業も同じだ。感動のないものは、改める必要がある。教師の一生懸命な姿を、子どもはしっかり見ている。その教師の姿勢が、子どもにその授業の重要性を認識させるのである。
・幼保・小・中のそれぞれが、できるところまでの取り組みを十分に行い、その実践がつながるように力を合わせていこう。
≪1月20日人権教育地区別研修会のパネルディスカッションでコーディネーターをしながら≫



私たち人間は、将来への夢や計画・希望といった強い目的意識がないと充実した生き方はできないと言われています。その目的意識は、やるべきことを達成できた満足感やそこで得られた感動などから生まれてきます。
今日は人権教育地区別研修会で公開授業をする3人の先生がいますが、その先生にとっては、新たな目的意識が生まれる最大のチャンスであります。そういった意味でうらやましいとさえ思えます。
今日の研修会は「深津からの発信」をねらいにしていきましょう。授業をされない先生方も、日ごろの人権教育の営みが体からほとばしるような発信をしてほしいと思います。
≪1月20日朝の職員打ち合わせで≫



今朝のあいさつは300人をかろうじて超えました。危なかったです。それは、ユニセフ募金のお金をカバンから出すために、あいさつを忘れてしまっていたからではないだろうかと思います。子どもにはそういうところがあります。そんなことも考えて指導していきましょう。
≪1月18日朝の職員打ち合わせで≫



1月17日、阪神淡路大震災から16年になります。その時生まれた子は高校生です。
今日の訓練では、地震の後火災が発生したという想定でした。火事場から遠くへ、頭を守りながら移動するのが大切ですね。救護所の開設の練習もしました。歩ける子・走れる子は自分でしっかり避難します。足の骨折や物の下敷きになった子は先生におぶられて移動しましたね。こういったことを確かめるためにも訓練も大事なのですよ。
今日の訓練では、校舎内では歩き、校舎外に出たら走り、しゃべりもほとんどなく、整列も上手でした。タイムは4分29秒。ということで今日は98点です。
≪1月17日避難訓練の講評で≫



・ユニセフ募金に向けて、ユニセフのビデオを見せるだけではダメ。担任が自分の言葉で説明してやることによって、子どもの心に入っていく。
・地域行事への参加が、義務で行かねばならない状態になってしまったら、おしまいだ。自由意思で参加できるという姿が望ましい。「同じやるなら、精魂こめて、子どもの未来に夢を持って」
≪1月14日朝の職員打ち合わせで≫



・家で学習できる生活環境が整っていないと、子どもの学力も低くなる傾向が見られることもある。
・「誤った見方」とは何? 例えば?
・差別が今でも残っていると言えるその根拠は?
・一人ひとりを大切にする教育とは、
 1、一番しんどい子に焦点を当て、見捨てない教育だ。
 2、先生がしんどい子に対している姿勢は、子どもたちが見ている。その心が子どもに通じる。そのようにして、支持的風土の学級にしていく教育だ。
・人権学習の授業で、中心発問は心情変化のところだ。
・学習の最後で、子どもたちに意見を言わせて気づかせるのも大事だが、教師がその授業の流れに合った自分の経験を語ることの方が、子どもの腑に落ちることもある。
・気になる子の行動の出方を、担任はどう考えているのか、授業を考える上で、分析しておくことが大切だ。気になる子を放っておくと浮いてきてしまう。
・人権学習の授業で、共感教材では何を共感させたいのか? 授業者はどこに共感したのか? 感動の正体は何か? また、授業する人が違うと、同じ指導案でも全く違った授業になる。授業者が共感しない教材は、授業してもあまり意味はないので、作り変える必要がある。
・「価値観の類型化」が大事で、人間にとってどんな価値が大切なのか子どもにしっかりと分からせる必要がある。子ども自身が気づけたらいいが、無理ならばズバッと教師が言ってやることも必要。
・教育とは子どもに気づかせていくこと。「教師の支援」では弱く、あいまいで、逃げを感じる。
≪1月13日人権教育地区別研修会最終事前研で≫



今日の始業式も落ち着いた様子で式ができました。そんな子どもたちに、今から目標をもたせてやることが大事です。抱負は先生や親と共有することで本物になります。担任の先生は、子どもたちの抱負をしっかりと聴いてやってください。目標に向けて、うまくいかないこともあるでしょうが、うまくいかないことでもあきらめずくり返すとできるようにもなっていきます。私は「一汗一空一考一真」をしっかりとやっていきます。
≪1月11日昼の職員打ち合わせで≫



短い3学期はあっという間です。6年生には「何のために生まれ、生きているのか?」という宿題を出していますね。その答えを考えられましたか? そのヒントは、始業式の校長先生の話の中にもありました。 「志」を高くもち、中学校生活を気持ちよくスタートできるように、行動していきましょう。
≪1月11日6年生に向けての話で≫



あけましておめでとうございます。今朝も319人が自分からあいさつできました。これがずっと続くようにしましょう。
終業式の日に、「抱負を持ちましょう」という話をしましたが、「抱負」を持つことができたでしょうか? できていない人は、15日までには、考えておきましょう。「1年の計は元旦にあり」とか「1日の計は朝にあり」と言います。計画をしっかり立てて行動することが大切だからです。考えた抱負は、担任の先生に聞いてもらいましょう。
計画を立てるということは、「志を立てる」「立志」ということにつながります。どんな人になるかということです。世のため人のためになるような「志」を持ってほしいと思います。
ちなみに、校長先生は「一汗一空一考一真」という抱負を持ちました。
≪1月11日始業式の校長先生の話で≫



4日前のパンプキンスープ、おいしかったよね。
あのパンプキンスープを作るのに3時間以上かかります。
たまねぎを細かくきざみ、こげつかないようにずっとかきまぜ続けねばなりません。
このように、給食室では、一つひとつのこんだては心をこめて作っています。
改めて、給食を作ってもらっていることに感謝しなければなりません。
≪12月24日終業式の退職する調理員さんの紹介で≫



昔、校長先生が子どもだったときに、その時の校長先生が「新年にほうふをもちなさい」と言っておられたのを思い出します。その時は、何のことかわからず、「豆腐のことかな」と思っていました。大きくなって「抱負とは、心の中にもつ目標や決意」ということがわかってきました。
自分の好きなことが仕事になっている人もいます。それは、好きなことを一生懸命に続け、もっている力を伸ばすことができたからです。続けると本物になるのですね。
二学期、皆さんは一生懸命に続けることができました。例えば、自分からあいさつをずっと続け、11月と12月は300人を超えない日はありませんでした。体育会・音楽会がうまくいったのも、練習をずっと続けてきたからです。二学期の始業式で話した「凡事徹底して大をなす」という言葉通りだったと思います。
みんなも新しい年に向けて、「抱負」をもちましょう。
≪12月24日終業式の校長先生の話で≫



「終業式に臨む態度について、教室できちんと話をしてから体育館へ入場させてください。」このことを毎回言っていますが、それは、「意識」させるためです。「意識」をするということは「心を入れる」ということです。注意を払わず、「意識」しないで、ただやっているだけだと、ダラダラしてしまいます。
≪12月24日朝の職員打ち合わせで≫



・2月に駆け足運動をするが、それが崩れていくのは、服装の乱れからだ。体操服に着がえられない子どもは、だらだらした駆け足運動になってしまう。体操服をきちんと準備させるためには、学校と家と両方でやっていく必要がある。
・頻繁に教師の方へ近寄ってきて話しかける子どもには、心のケアが必要な場合がある。その子は、クラスの中や仲間たちから浮いている子かもしれない。これまで同和教育の実践で大切にしてきたことは、しんどい子がいたら見逃さず、その子が自立できるまで支援してきたことだ。一人ひとりを大切にするということは、一番しんどい子に焦点を当て、しっかり寄り添い支援するということだ。教師のそのような姿勢は、「先生はしんどい子を見逃さない」と、子どもにも通じ、共感となって一人ひとりを大切にする風土が学級に育つ。
・自分で自分をコントロールできない子が、無意識のうちにやっている良くない行為は、意識できるところまで引っ張り上げてやる必要がある。そのときに、一番子どもの心に入っていくのが、最も近い人(例えば親)とのやりとりである。
・高学年になってくると、男子はテストステロン、女子はエストロゲンが分泌される。そのため、性のことに興味を持ち始める。そんなとき、隠れたところで集団でやり出したら危険だ。子どもたちは集団の理論を最優先にし始めてしまう。そして、指導が入らなくなる。だから、早いうちに気づいて、教師が子どもたちにも保護者たちにも、教師としての経験を伝え、語っていくことが大切になってくる。
・学校をよくしていくためには、子どもを知ることだ。名前・顔・性格・課題を知っていくことが必要だ。特にこの学校では、自分の担任クラスの子でない子のこともよく知っている。そして、誰もが同じ目線で同じ注意をしている。担任だけでなく、組織をあげてやっている今のやり方を続けていくことが大切だ。
≪12月20日職員会議で≫



・算数で問題を解く時、「こうやったらできそうだ」という予見をさせて解かせることが大事。これが「見通し」である。この「見通し」は自分なりに考えることが大切。授業中なら、まちがった予見が出てくると、子どもたちがみんなで考えていけるので、なおよい。
・「何でもいいから言ってみなさい」という言葉がけはよくない。子どもに「いい加減でもいいんだ」と思わせてしまい、軽い発言になってしまう。教師の言葉には、吟味が必要だ。
・班を使う時の意味は? 班の中で役割分担ができているか? 班を使う活動は、常時やっていないと急にはできない。訓練が必要だ。
・研究会では「どうやって集団を高めていくか」もっとこうすべきだと、意見を言っていかねばならない。そうしないと、学力は高まらない。
≪12月13日算数研究授業事後研究会で≫



地域の行事に参加して、地域の人たちの考えを聴いていくことは、とても大切なことやね。
ごく最近、深津町に引っ越しされた方が、地域の役員となり住民の方々と交流することが多くなって、しみじみと感じたことがあると、言っておられた。「今までは、家と会社を往復するだけの毎日だったが、ここの方々と仲良くなり本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。地域のために何かをするとき、地域に何かを期待するのでもなく、自然体で臨むことが大切なんですね。人と人とのつながりは、金では買えない、何物にも代えがたい大切なものなんですね。私の財産となりました」と。この言葉を聞いて、私も大いに反省しました。地域に貢献することの大切さを改めて教えていただきました。
≪12月12日深津町の餅つき大会で来賓に対して≫



・教科指導は教科の特性を指導していきましょう。算数なら「効率性とか正確性とか利便性など」でしょう。日常生活で言えば「速く・正確に・簡単に・便利に」できる力を養っていくことにつながると思います。
・子どもに投げかける教師の言葉を磨くことによって、子どもはやる気を出したり深く考えるようになったりします。例えば、「なるほどいい考えだねぇ」とか「そう考えたのは、どうしてかね?」など、子どもの発言に吟味をかける教師の言葉を磨いていきましょう。
・教室の中で防寒着を着て授業を受けている子、利き腕でない手でノートを押さえていない子などが気になります。学習規律の3原則「身構え」「気構え」「物構え」は、学習に臨む基本です。その中の「身構え」として、こういうことは身につけさせねばなりません。
・ときには、待つことは大事です。自分の言葉で表現することが苦手な子どもならば、子どもの説明には時間がかかることもあるが、待って子どもの言葉で説明させていこう。
・すべての授業を、課題解決的にやっていくと時間がかかる。「ここではしっかり考え方を交流しよう」「ここは練習問題をたくさんしていこう」というように、軽重をつけていこう。
≪12月8日算数研究授業事後研究会で≫



「海幸彦と山幸彦」のお話のように、大切にしている道具がなくなると、困りますね。みんなにも大切にしている物があると思います。私には、高校生の時から使っている卓球のラケットがあります。43年間使い続けると、卓球部だったわけではないけれども、上手になっていました。みんなも物を大切に使って、いろんなことを上手にできる人になってください。例えば、学校の一輪車もみんなで上手に使ってかたづけをしていきましょうね。
≪12月3日朝会で≫



今日から個人懇談です。学校だよりに書いてある学力テストの考察についての話は、学校や家での生活のしかたと学力が結び付いるということを保護者の方にも認識してもらってください。話すときにはできるだけ具体的に話します。例えば、くつ箱の中の様子と、子どもの行動は一致するところがあります。自己コントロールしにくい子はくつ箱内が乱れています。できるところから直していけるよう、話をしていきましょう。
≪11月30日朝の職員打ち合わせで≫



人権教育・道徳教育・福祉教育とあるが、それぞれの違いは何か?
人権教育は、集団に視点が当たります。「仲間づくり」や「支え合う集団」がキーワードになります。
道徳教育は、個人に視点が当たります。「規範意識」や「礼儀」「モラル」などがキーワードになります。
福祉教育は、人権教育や道徳教育を具体的に実践できる場です。深めたことを実践する場です。だから、系統をしっかり立てて指導していく必要があります。
≪11月29日職員会議で≫



担任の先生が、学級懇談の場で「こんなこと言ってしまったけどよかったのだろうか」などと悩むこともあるでしょう。でも、思い切って言えばいいのです。正しいという強い思いがあれば、自分でしっかり決断して、迷うことなく述べたらいいのです。今、悩んでいたり苦しんでいたり迷っていたりしている思いは、尊いことです。その思いは、先に延ばさず持ち越さず、自分なりに解決を図っていくようにしましょう。
 先の小泉首相が「少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り・・」と、引用された佐藤一斎著『言志四録』には、「心を悩まし、苦しんで考え、初めて知恵は現われるものである」と書かれています。私たち教師は、悩んで、苦しんで、時には冷や冷やする場面を経験しないと向上しません。
≪11月29日職員会議で≫



私は大変「傷ついて」います。私の愛車が「傷ついて」しまったからです。子どもたちにも、自分の物を大切にしてほしいなあ。
≪11月26日朝の職員打ち合わせで≫



「たいへんいい音楽会でした」とたくさんの来賓の方々に言われました。初代校長先生にも「深い感動をおぼえました」と言われました。
6年生の合奏の後、「オオー」という声が聞こえてきました。それくらい感動させるものがありました。
音楽担当教師はあれだけたくさんの曲のピアノ伴奏を「弾く」ことができてすごい。私はロープでピアノを「引く」ことしかできません。やはりその道のプロはすごいものだと思いました。計画から本番までお疲れ様でした。
≪11月20日音楽会保護者鑑賞の後、職員たちの前で≫



練習期間中、毎朝、音楽担当教師が「練習を真剣に落ち着いてやっている」とほめていました。
合奏は1人ではできません。他の子と合わせるには、心を合わせないといけません。心を合わせようとすると賢くなります。音楽を通して賢くなっています。
音楽会に限らず、いろんな行事で子どもたちは賢くなっているし、年々よくなっているなあと感じています。
≪11月20日音楽会保護者鑑賞の「学校長あいさつ」で≫



「校長室四方山話2010」を書いているおかげで、本が出せそうやなあ!
≪11月16日職員室でのひとりごと≫



「進路保障は、同和教育の総和である」と言われている。それは、同和学習や学力保障や集団づくりなどの取り組みの総和が進路を保障していくことになり、差別の再生産を断ち切ることにつながるということを意味している。深津中の実践は、結果的に総和としての取り組みがあり、進路保障の内実を備えた素晴らしい実践であると言える。子どももよく頑張ったが、深津中の職員には特に感謝している。
進路保障のために、具体的な取り組みをたくさんしていることがわかったが、そこに流れていないといけないのは「心」だ。
教師の心を語っていくことが子どもを変えることにつながる。しんどい子と一緒にやっていく、逃げないことが大切。「一緒にやろうぜ」「見といてやるからな」と子どもに語っていくことが必要だ。
勉強はただやらせるのではなく、なんで勉強せなあかんのかを自分なりに勉強する意味をわからせることが大事だ。
子どもを自立させるためには、親に言いたくないことも言っていかねばならない。その時、子どもと約束することが必要になる。
先生同士の仲がいいと、子どもは嬉しいものだ。仲がいいことはなんでも心から共通理解できる。先生同士が一枚岩になっていれば、この先生の言うことは聞くがあの先生の言うことは聞かない、などということがなくなってくる。だから、「この先生だから…」と、わがままを言ったり甘えたりして、しんどいことから子どもは逃げられなくなる。
≪11月14日西宮市人権・同和教育研究大会「進路と学力の向上」分科会で≫


・ソフトボールは、めっちゃおもろいなあ。
・私は昔、ソフトボールをしていたときに、補欠やったけど「ヤジ将軍」と呼ばれとったんや。
・これからは、このようなスポーツ振興もお祭りも、地域の中での後継者を作っていくことが課題であり大事なことやなあ。
≪11月7日スポーツクラブ21ソフトボール大会で≫



「セイタカアワダチソウ」は昔、花粉症や喘息の元でよくない植物だと言われていました。しかし、そうではないことが研究でわかりました。人間でいうと、「あの子変やなあ」とか噂があっても、よく接してみたらそうでないことがありますよね。むしろ最近は、「セイタカアワダチソウ」の、周りの植物を枯れさせる成分をうまく使って、自分の育てたい作物だけを育てるような研究が進められています。
イモリの尾や手足は、切ると「再生」します。また、プラナリアはどこを切っても「再生」します。これをヒントに人間の体の一部を「再生」させる研究も進められています。
ミドリムシは、光合成をして生きています。このことを利用して、世界の食糧難を解決できるようにしようとする研究も進められています。
これらのように、自然には秘密がたくさんあり、その秘密を使って人の生活を豊かにしていくことができます。ぜひみんなも、そういう研究をしていってください。
≪11月5日朝会で≫



6年生には、「何のために生きているのか? 考えておきましょう。」という宿題を出しています。そのこと考えていますか?
≪11月5日朝会で≫



「歌いましょう」と言われた時、「よし歌うぞ」と自分で自分に命令するようにしましょう。
しゃべってはいけない時、自分で「しゃべっちゃいけない」と自分で気づいて、「しゃべらないぞ」と自分で自分に命令できるようになりましょう。
≪11月5日朝会で≫



休み時間に廊下を走る子どもがいて危ないので、やめるよう各クラスで話をしようということになった。「〜してはいけません」だけでは、先生の言葉が子どもの心に届きにくい。
例えば、授業終わりのあいさつをあわててして、廊下を走って外へ行こうとする子どもがいる。そういった子には、あいさつの後、「落ち着いて外に出よう」と心の中でつぶやいてから行くように、話してみてはどうか?
また、早く外に出たいからといって、「ごちそうさまでした」のあいさつを言いながら動き出そうとしている子どもがいる。こういった子にも、「食べ物への感謝」を心の中でつぶやくようにと、話してみてはどうか?
先生の言葉だけではなく、子ども自らが、何かを感じたり行動に移せたりすることによって、子どもの心は変わっていくものだ。そういうことが「心を入れる」ということだと思う。
≪11月2日朝の職員打ち合わせで≫



1960年代、アメリカで学力に関する悉皆調査をした。その結果を、「学校はマイノリティーの学力向上に無力である」とコールマン・レポートが結論づけ「学校無用論」まででた。しかし、そんな中で効果をあげている学校があった。いわゆるエフェクティブ・スクールである。
「力のある学校」の研究が、この取り組みに学ぶことには意義があるが真似だけでは意味がない。勉強嫌いな子どもをはじめ、すべての子どもの学力を高める独自の研究に期待している。
たとえば、将来に展望を持てない荒れた子の学力は、なかなか上がらない。そのような子に、基礎・基本を「勉強しろ」とガンガンやらせることも必要だが、それだけではダメなのだ。その子らが、将来にわたって自分の学びを獲得できるように導くことこそ大切であり、「学ぶことの意味」を自らのもにすることが最も大切であると考える。そのような研究を是非お願いしたい。
≪11月1日「力のある学校」研究グループの会で≫



学校ではいろいろな問題が発生します。その時、私たちはそれを解決すのは大変だと思いますが、実は、問題が起こった時が指導のチャンスなのです。
その時、今後の在り方や生き方を子どもとしっかり約束をし、その約束を保護者と学校とがともに見守り、約束に沿ってその子を指導していくことができる最大の好機ととらえるべきだと思います。
≪10月29日朝の職員打ち合わせで≫



自分からあいさつできる子どもの割合が、100%を超えてしまった。今朝は「おはようございます」の後に「お誕生日おめでとうございます」と言ってくれる子どもがたくさんいて、あいさつした子のカウンターが382になってしもうた。子どもは353人しかおれへんのに。私は、それだけ嬉しくて、ドーパミンがたくさん出ていたんやろうな、カウンターを押しすぎたようだ。
みんなありがとう!
≪10月26日朝の職員打ち合わせで≫



・研究をしていくとき、その目的は? 仮説はあるの? そのあたりをしっかりもって研究に臨むべき。
・深津中学校の先生もしっかりと指導している。先日、「一人の子どもにあかんことはあかん」と伝えるときには、一歩も引かず、複数で対応していた姿を見かけた。大変立派だった。見ていて頼もしく嬉しくなった。その子は、後日いい顔で頑張っていた。
・うちの教師は大きな出来事になる前に、水際で防いでいることが多い。そのため、今のところ大きな事件は起こっていない。教師各個人がそれぞれすべきことをしっかりしているからだ。
・「誰が見ても小学生らしい」というかっこうをしていない子どもは、今後、逸脱行為を繰り返すことにつながりやすい。保護者は、そのことに気づいていないことが多い。私たちは、教師という仕事で経験したことをしっかりと保護者に伝えていくことが大切だ。
・子どものテンションを上げさせておいて、サッと下げて落ち着かせる、などの訓練が大切だ。たとえば、思いっきり遊ばせておいてすぐにストップさせるなどといったことを繰り返すことで、子どもは切り替えの力をつけていける。このことは、自己コントロールできる力をつけていくことにつながる。
≪10月25日職員会議で≫



・「この教材は、これでいいのか?」と、教材を選ぶときには、自問することが大切だ。「その授業の題材は、目の前にいる今の子どもたちに合っているのか、また、真に必要なものか?子どもたちがイメージできるものか?」などの観点が、教材選びには必要だ。
・「自尊感情」という言葉を私たちは、簡単に使うが、どのようにして養われるのか。一番大切な感覚は、「自分がやさしく包みこまれている」という感覚だろうと思う。子どもが、家族や親戚や先生に包み込まれていることが伝わることで、子どもは自分が大切にされていると認識できる。
・「アサーション(非攻撃的自己主張)トレーニング」は、人と人とのコミュニケーション能力を高めるという人権スキルであり、人と人とのつながりを深めていく力を養うには大事なことだ。
・「バリアフリー」というが、その「バリア(障壁)」とは、1施設・設備上での障壁、2制度上(就職など)の障壁、3文化情報を受け取る時の障壁、4心理的な障壁がある。その観点で、子どもに迫ることもできる。
・職業の尊さを教えるときは、その仕事に誇りを持って働いている人の心を学ばせることが重要である。たとえば、便所掃除など真実を知らなければ汚いと思われがちであるが、会社などでは、自分を磨くためにわざわざ取り入れたりしている。一生懸命やることで心が磨かれ、心が浄化され人間として一段と成長できる。汚いなどという低い次元の感覚は払拭され、尊敬という感覚にまで高めることが大切だ。
・人権教育とは、自分を高めるために心を耕し、当たり前のことを当たり前にやり、あかんことを放っておかないことだ。困っている子を見逃さないことだ。つまり、当たり前の教育だと私は、認識している。
≪10月18日校内の人権全体研修会で≫



昨日あった兵人教中央大会でのPTA人権部の発表はすばらしかったです。実践発表の後、会場からの質問に答えて1人ずつ自分の思いを自分の言葉で話しをされた場面が、特によかったです。
「すぐれた実践は、確かな出会いから始まる。すぐれた実践は感動がある。すぐれた実践は人間を変革させる」と言われています。人権教育の取り組みとは、究極的に言えば、自己変革の営みであるとも言えます。人権委員の方々が、実践を通して少しずつ自己変革されていかれたことがよくわかる感想だったと思います。
≪10月12日朝の職員打ち合わせで≫



いい発表でした。私の出ていく(しゃべる)場面がありませんでした。
特に、「しかたなく始めた方がおられるもしれないが、人権委員をやってみて、今の心境は?」という質問に対し、それぞれが自分の思いをしっかりと語っておられたのが特によかったです。
ぜひ、本校の他の保護者の方々にもこの発表を聞いてほしいと思いました。
これからも、地域での人権の取り組みにも積極的に関わっていってほしいと思います。
≪10月11日兵人教中央大会でPTA人権部が報告を終えた後で≫



「ありがとう」を漢字で書くと「有り難う」です。どうして感謝する言葉なのに、「難しい」とか「困難」とか「難問」に使う「難」が「有る」のか? 苦しいことや病気やけがといった「難」があるのに、どうしてそれが「ありがとう」と言えるのか? 私は、皆さんより長く生きてきましたが、今までずっとよくわかりませんでした。最近になって少しわかってきたような気がします。
例えば、有名なパナソニックの創設者松下幸之助さんは、成功の要因を「@学歴がなかったからA体が弱かったからB家が貧しかったから」と困難と思えることばかりを3つ述べられています。「学校へ行けなかった(学歴がなかった)から人の話をしっかり聞こう、身体が弱かったから健康的な生活をしよう、貧しかったから頑張って良い暮らしにしていこう」と努力されたそうです。悲しいことや困難なことがあるから、人間はそれを乗り越えよと頑張れるのかもしれませんね。だから、難しいこと困難なこと、つまり「難」が「有る」ほうがありがたいのだと思うようになってきました。
すばらしかった体育会の後、次は音楽会です。なかには、音楽の苦手な人もいると思います。苦手があることはいいことです。苦手と思っていること(困難なこと)を乗り越えるため、がんばっていきましょう。
≪10月8日朝会で≫



体育会のような行事の後、生徒指導上の問題が起こりやすい。そのことを考えて子どもと接するようにしよう。
体育会が終わってから、今日はあいさつ345人、昨日は342人、この様子を見れば、決しておかしな様子はなく順調だと言える。子どもの心に不安はなさそうだが、注意しておくようにしよう。
≪10月7日朝の職員打ち合わせで≫



すばらしい体育会でした。体育会が年々充実してきていると感じます。
子どもたちは、夏が戻ってきたかのような暑い中、だれることなく、演技も係活動も最後までよく頑張りました。その姿に感動しました。
職員は、顔も動きもはつらつとしていました。深津小が大変だった時から見に来てくださっていた市教委の方々も、「先生方の動きが大変素晴らしい」とほめてくださいました。
保護者の方々は、観客席を確保するため朝早くから整然と並ばれ順序良く席を確保されていました。観覧される態度も、子どもたちを激励する惜しみない拍手や声援に心がこもり、その様子を見ている私のほうが感動すら覚えました。
演技をするものと観客席の一体感が感じられ「学校・家庭・地域が一体となった体育会」になったことを大変うれしく思っています。
≪10月2日体育会後の職員打ち合わせで≫



・市民の皆様の信頼をより高めるため、不祥事の防止に努め、新学習指導要領の趣旨を理解しながら指導していきましょう。
≪9月27日の職員会議で≫



・1度差別意識をすりこまれた人は、なかなか変われない。心からの交流がその意識を払拭させる。
・周りの子を困らせている子は、実は困っている子かもしれない。SOSを発しているのかもしれない。その子の困り感をどう理解するかで、解決の方向が見えてくる。周りを困らせる子は、「何とかしなければ」と、実は教師が困っている場合が多い。自分の考えや方策だけで解決せず、専門家の意見を聞くことも大切だ。 
≪9月27日生活交流会で≫



・教師が師を持ち、それを目指そうとすることは大切だ。
・教師は教育活動がうまくいくように、目には見えない下準備をたくさんしておく必要がある。それが目に見えて役立たないこともあるが、大いに役立つ日がやってくることもある。
・どれだけすごい教師でも、自分がすごいんだという態度で人に接してはならない。
≪9月19日みんなの運動会の後のつぶやいた言葉より≫



学校教育法にあるように、体罰はしてはなりません。
子どもとの信頼関係を大切にした生徒指導をしていきましょう。
≪9月17日朝の職員打ち合わせで≫



さあ、打倒深津中学校・瓦木小学校、打倒スポーツ21で、リレーの練習するで。
みんな毎日少しずつ走って身体を慣らしていこう。
急に走ってケガせんですむように、最初は慣らしをしっかりしよう。
≪9月16日に体育会指揮法講習会の後で≫



学校が始まり3週間目に入りました。夏休み中の生活リズムを学校生活用に整えたり体育会の練習で暑い中一生懸命動いたりしているからでしょう。ここにきて、子どもたちが疲れているように見えます。
昨日・今日と登校班で遅れてくる子が目立ちます。
あいさつも9月1日から2週間は、ずっと300人を超えていたのですが、昨日275人、今日295人と、自分からあいさつする子が300人を超えませんでした。
特に低学年であいさつせずうつむき加減で通り過ぎる子が気になります。
教室で子どもの様子をよく見てやってください。
また、「早寝早起き朝ごはん」を今一度指導してください。
≪9月14日朝の職員打ち合わせで≫



いや〜、今日のハチ退治、おもろかった。
残念やったのは、ハチの巣の中に、ハチの子が全くいなかったことや。
ハチの子は食べるとおいしいのに・・・
≪9月13日ハチの巣退治をした後で≫



今日は95点でした。上手に避難していましたが、ほんの少し、どこがいけなかったのかお話します。
運動場へ出てから走っていない子がいたので−2点。
並んでからほんのちょっとだけしゃべっている子がいたので−1点。
今、こちらを向いて話を聴けていな子が少しいるので−1点。
整列のしかたがちょっとよくないので−1点。
でも、前回の避難訓練で4分30秒かかっていたのに、今回は4分24秒。6秒も縮まりました。全体的に大変立派でした。
≪9月7日避難訓練の講評で≫



この暑さですから、体育会の練習に限らず、あらゆる場面で熱中症対策をしていきましょう。体育会の時期も来年度以降、考えていく必要があるかもしれません(地域の運動会などとの兼ね合いもあるので、なかなか難しいですけど…)。
≪9月7日朝の職員打ち合わせで≫



この小玉すいか、食べられるかな?
………
うん、いけるぞ。
≪9月5日(日)地域防災訓練に参加した職員とともに、深津農園で採れたすいかを食べるときに≫



このような放水(放水機の使い方)とかは、うちの職員にも研修せなあかんな。
≪9月5日防災訓練の時に一言≫


深津小学校の取り組みがいい方向に流れています。これらの事業は、人が変わっても、しっかり引き継ぎをしておけば、仕事はスムーズに流れます。しかし、仕事に込められた精神は、その人の徳が現われるものであり、事業の質が違います。今、学校で行われている事業にその人の心を込めて、事業から「徳業」に発展させていきましょう。
事業が徳業ともなれば、その仕事は本物となり普遍となります。
≪9月1日昼の職員打ち合わせで≫



・始業式が始まるまで待っている人の態度が立派でした。
・秋の七草は「はぎ・すすき・ききょう・なでしこ・おみなえし・くず・ふじばかま」です。おぼえましょう。野山を歩いて見つけたら教えてください。
・長い2学期をどのように頑張るか?「凡事徹底して大をなす。」小さなこと、同じことを徹底して繰り返す。そのことが大きな成長につながります。どんなことが「凡事」か? 考えてみましょう。今日の学校便りに載っています。
≪9月1日始業式の校長先生の話で≫



始業式に臨む態度について、
教室できちんと話をしてから
体育館へ入場させてください。
≪9月1日朝の職員打ち合わせで≫



・関心・意欲・態度の項目が低いのは、授業の導入部分で子どもにくいつかせるところが、弱いからではないか?モチベーションを高める研究が必要だ。
・理科に関して言えば、いろんな条件で実験した後、全体を総括するまとめが大事だ。
・授業中も、ちょっと条件を変えて問うことが必要。
・4択問題で、選択肢が複文だと弱い。これは、ワーキングメモリーに関係してくる。
・4択問題で、答えが3番だけではない。1番が答えになる場合もあると気づいていない子がいるかもしれない。
・「間違っているものを選びなさい」という問いを、授業中でもしていくべき。
・学習指導要領が変わっても、大事なことは大事なことで、授業で提示していく必要がある。
・「できない」のではなく、「苦痛だから」とあきらめてできていないところもあるのではないか?
・「わがまま」を生育者が制御してやることも学力に関係してくる。何かをするのに物を買ってあげたり、「しんどかったら、もうしなくていいよ」と甘えさせると、わがままが育つ。わがままやあきらめを許していると、学力アップや高校進学にはつながらない。
≪8月31日(金)学力テストの結果分析の研修会で≫



・子どもを変えるには、問うことが大切。「本当はどうなんや」と考えさせ、「それでいいのか?」と、さらに問うことが心を変えていく第一歩となる。
・教育とは「浄化することである」と、林竹二先生が言っておられた。浄化とは身に付いたサビを落として本来の自分、サビていない自分をとりもどすことであり真心を蘇らせることである。そのためには、・・・
・子どもが荒れている時、表面上のことだけで子どもや保護者に指導しても指導は受け入れられない。どうしてそのような言動をするのか、背景を見極め、「このようにしよう」と決意させなければ、次の指導は生れてこない。教師は子どもや保護者の一部しか見ることができないのだから、上層だけで判断して指導しても指導にはならない。
・深津小学校に来て最初に感じたのが、「集団行動ができていない」ことだ。これは、教師集団の意志が共通理解されていなかったからだ。スーパーティーチャーの言うことだけきくような子どもを育ててはいけない。個性を尊重しながら、必要なことは必要だと指導していく必要がある。「あかんもんはあかん」と、当たり前の精神を宿して行くことが大切だ。
・「前へならえ」とか話を聴く姿勢とかのような外枠は、早く直すことができる。そのような外枠を子どもが自己コントロールできるようになると、少しずつ内側の「心」も変えていくことができるようになっていく。
・子どもは周りに引きずられるときもある。自分を守るために悪いフリをする時期もある。こんなとき、「この時はどうするのか」と問いながら、内面を見つめさせ自己コントロールができるよう粘り強く指導を続けていくべきだ。
・「長州怜悧(れいり)に薩摩の重厚(じゅうこう)土佐の与太(よた)」が明治維新を成し遂げたと言われている。考えをしっかりと持つかしこさ(長州)、ゆったりとした重々しさ、やさしさのような心の大きさ(薩摩)、あほさやユーモアがもたらす親密感(土佐)が明治の大業を成しえた。したがって、一人の教師がこれらの資質を持ち合わせるよう研修することも大切だ。
・「人間性の陶冶」というのは大変難しい言葉だが、要するに、教師が学び続けることだ。「学び続ける人のみ、人を導くことができる」という名言がある。そして、子どもから好かれる教師なるということでもある。それが難しければ、子どものことを好きになることは、どの教師にもできる。できなければ、そこを変えていくことが学びとなり、人間性の陶冶へとつながる。
・子どもの発達を考えると、小学校だけで完結させることはもちろんできないことである。だからこそ、中学校との連携が欠かせない。この研修会に中学校からも参加してくれていることが、めちゃくちゃうれしい。
・人権教育と言われるようになってから、真に必要な教育内容が忘れられていないか? どこの学校もそのあたりを反省していく必要がある。
≪8月27日(金)夕方の職員研修会で≫



毎年うちは「やきやき」を焼くけども、私は、全くうまく焼かれへん。
≪8月7日深津ふる里まつりに向けて「やきやき」を焼く教職員の横で一言≫



「深津小学校のPTAにはぜひ兵人教へ行ってほしい」と強く推されて断ることができなかった。それくらい、うちのPTAの発表がすばらしかったということや。
≪8月6日阪同教から兵人教へ推薦する団体を決める会議の後の一言≫



いや〜〜〜、暑い、暑い、暑い。
≪8月6日深津農園の農作業をした後の一言≫



西同教・阪同教・兵人教・全同教で発表した後が大事です。
その発表をすることで自分はどのように変わったのか、それをふり返ることが大事です。
≪7月31日第57回兵庫県人権・同和教育研究大会阪神地区大会の分散会で≫



・小学校・中学校で、うまくいったこと、うまくいかなかったことは、共通化・教訓化していこう。
・1番目に形を大事にしていこう。荒れた状態で人権のこと、進路のことを話しても子どもには伝わらない。
・進路選択を広げるために、日々どうする?学力は?生活習慣は?
≪7月30日中学校の先生を講師に招いた校内研修会で≫



今日は悪魔と出会う日です。
「あ〜しんど、苦しい」と悪魔がささやきます。
そんな自分の悪魔と戦う時なのです。
ちょっとでもいい記録を目指してください。
≪7月28日水泳記録会開会式で≫



完璧で何も言うことはありません。
うまく話しすぎていて、
記憶に残りにくいかもしれません。
むしろ、ちょっとつまったりした方が、
印象に残るのではないでしょうか?
≪7月27日PTA人権部の阪同教発表最終リハーサルで≫



・それぞれの先生が、それぞれの持ち味を出すようにしてください。
・おもしろいなあと思って、教師の仕事をやっていけると、よりよい仕事ができます。
・事件は大学の研究室で起こっているのではない。学校現場で起こっているんだ。
≪7月23日夕方の職員研修会で≫



職員室・事務室・給食室・用務員室、1学期間お世話になりました。
夏休み、職員は休みではありませんが、
ゆっくり身体を休め、リフレッシュさせてください。
みなさん、夏休み期間中に、親孝行もしてくださいね。
≪7月20日昼の全職員打ち合わせで≫



みなさんは1学期、勉強も運動もあいさつもがんばりました。
がんばったから、みんなへプレゼントがあります。
それは、「夏休み」です。
夏休みは42日間、みんなに公平にやってきます。
これまでの夏休みはどんな夏休みだったか、おぼえていますか?
今年度の夏休みが忘れられない夏休みになるようにしましょう。
そのためには、3階の窓に大きくかかげているように、
「早寝早起き朝ごはん」をしっかりとしましょう。
≪7月20日終業式で≫



終業式に臨む態度について、
教室できちんと話をしてから
体育館へ入場させてください。
≪7月20日朝の職員打ち合わせで≫



今日はややこしい警報だった。
≪7月14日朝の職員打ち合わせで≫



言葉づかい、ボールの使い方、保健室への来室のしかたなどなど、
小さなことでも気をつけておこう。
小さなうちに解決させておこう。
この子たちは大丈夫だと思っていても、学年が上がって、
身体が大きくなるに従って、問題も大きくなっていく。
≪7月12日職員会議で≫



いろんな子どもがいるが、
その子の能力を伸ばしていくためには、何をしていくか?
どんな工夫をしていくか?
家の人とともにやっていこう。
≪7月12日職員会議で≫



朝、のぼりの旗が、雨と強風ではずれていた。
ある教職員が、それに気づき直そうとしていた。
それを見た別の教職員が、その教職員が雨でぬれないように
頭上で傘をさしてあげていた。
このようなことができるのは、さらに別の教職員が、
朝に玄関付近のそうじをして環境を作っているからだ。
高付加価値がさらに価値のある行動を作り出すことになっている。
≪7月12日職員会議で≫



ずっと緊張のままでは、先生たちもしんどい。
休めるときには、大いに休んでください。
≪7月12日職員会議で≫



再確認だが、個人情報は持ち出しません。
個人情報は、学校の校務用パソコンのみで扱います。
≪7月12日職員会議で≫



私たちは、警備員さんに見習わなければならないところがたくさんあります。
朝7時過ぎに出勤し、中央階段・くつ箱周辺、玄関の前、鯉の池、校門の外をいつもきれいにしてくれます。
子どもたちが登校する時には、「○●ちゃん、おはよう」と声をかけ、じゃんけんをしてやってます。子どもの名前は、子どもと話をしながらおぼえていかれたのでしょう。じゃんけんは、わざと負けて、子どもを喜ばせています。
警備の仕事だけでなく、常に次の仕事を付加されていきます。
社会は、高付加価値の時代と言われ、今の価値にさらに価値をプラスして、社会のニーズに応えようとしているのです。学校も、その時代を迎えています。
見習えるところを私たちも見習っていきましょう。
≪7月9日朝の職員打ち合わせで≫



今朝は登校時にドシャ降りの雨だったからかもしれないが、
自分からあいさつできたのは201人。
まだまだ本物になっていない証拠でもある。
だから、くどくど言っていく必要がある。
くどくど言う時には、「〜したらいけない」ではよくない。
「〜していこう」と理念を伝えていくことが大事である。
≪7月2日朝の職員打ち合わせで≫



学校で、ある教職員が本来すべき仕事を、
代わって他の教職員がしてくれていることがある。
それに対して感謝の気持ちを持つとともに、
その分の力を別のところで発揮してほしい。
≪7月2日朝の職員打ち合わせで≫



学校で行われることはすべて法律に基づいている。
例えば、健康診断もその一つ。
きちんと治療すべきことを保護者に伝え、
治療してもらう必要がある。
≪7月2日朝の職員打ち合わせで≫


 教員も、年数を重ねるにつれて、「何をしていいかわからない」段階から、「これをしないといけない」ということが分かってくる段階がある。それは、子どもの実態を見つめているからであり、何とかしないといけないと思うからである。そういう気持ちを持つことが、教員として大切な資質の一つである。そして、「あれもしたい、これもしたい」という段階へと変わっていく。やりたいことが多くなれば、緊急性のあるものから順番を付けてやればいい。
≪6月29日朝の職員打ち合わせで≫



朝会でのみんなの(子どもたちの)歌声を聴いていて、感じることがあります。
歌うこと、泣くこと、笑うこと、
これらはどれもすごいことだと感じます。
それは、人間にしかできないことだからです。
これらのことを一生懸命にすると、
私は、人間らしくなり、かしこくなるのではないかと思っています。
また、言葉を使うのも人間だけです。声を出すこと(声に出して歌うこと、声に出して話すとことなど)は、健康にも良いことだと思っています。たとえば、お坊さんは、毎日朝早くから読経で声を出しているので、長生きされるのではないかと思えるくらいです。
これらのことを、燃えて、つまり、張り切ってしてほしいものです。
「燃えてなにかをする」と、勉強でもスポーツでも、なんでも上手になるのです。
≪6月25日全校朝会で≫



ついに新記録。
自分から朝のあいさつができた人が、
348人。
このことを子どもに伝えてやって。
≪6月24日朝の職員打ち合わせで≫



教師の言葉をどのように磨いていくか?
子どもを、追い込めば追い込むほど、教師との関係は悪くなる。
子どもの心を開くやり取りができるようにしていこう。
例えば、子どもに「どうしたいか?」と問うた後、
「どうしなければいけないか?」と問うてやろう。
≪6月22日職員会議で≫



個人情報を守ろう。
特に電話での問い合わせに気をつけよう。
≪6月22日朝の職員打ち合わせで≫



地震の時は、第一に身体を守りましょう。
避難する時は、低い姿勢で、煙を吸わないようにしましょう。
訓練でも真剣に、5分以内で避難することが大切です。
≪6月9日防災訓練で≫



子どもが力を伸ばすために、
家の人の協力は欠かせない。
≪6月7日小中連絡会で≫



理念を共有し、その理念の実践を積むことが大切。
例えば、「思いやりが大切」というのは理念。
それを実践するのは難しいが、実践しようとしていくことが大切。
≪6月7日PTA人権部の会で≫



全校体制で取り組んだから、
市陸では、いい記録がたくさん出ました。
≪6月7日朝の職員打ち合わせで≫



「おかしいな」と思うことは、
問い続けることが大事。
また、大切なことは受け継いでいこう。
≪5月31日校内の人権全体研修会で≫



あ〜疲れた。最後は、もう身体が動かんかった。
≪5月29日よさこいを踊った後で≫



あいさつはみなさんの心を表しています。
みなさんの心の中を毎朝のあいさつで先生たちに伝えてください。
これからもずっと続けて、あいさつできるという自信を、本物の自分の力にしていきましょう。
≪5月28日全校朝会で≫



「ピグマリオン効果」
子どもに期待をかけてやると、
子どもはがんばろうとする。
≪5月27日朝の職員打ち合わせで≫



遠足の日の朝のあいさつは、とても多かった。
一方で、雨の日は少なくなる。
あいさつするかしないかは、その日の気分によるようだ。
もっと盛り上げていこう。
≪5月25日朝の職員打ち合わせで≫



学校水泳は、身を守るための練習の場でもある。
だから、本当はゴーグルは使わせず、
水の中でしっかりと目を開けられるようすることが、
もしもの時に身を守ることにつながる。
でも、時代の流れには逆らえないし、どのように考えればよいか
難しい時代になったなあと感じている。
≪5月24日職員会議で≫



・世界人権宣言の条文や日本国憲法第14条の精神を生活の中で日々実践していきましょう。それが憲法や宣言を暮らしに生かすということではないでしょうか。
・人権・同和教育とはどんな教育のことなのでしょうか。それは、困っている子、苦しんでいる子、悩んでいる子をほっておかず、なんとかしようという当たり前の教育なのです。
・「愛の反対は憎しみではない、無関心だ」と言ったマザー・テレサの言葉どおり、困っている人や子どもに関心を寄せて支援していく実践を地道に続け、研究集会に持ちよっていただきたい。
≪5月20日西宮市人権・同和教育協議会定期総会閉会の言葉で≫



子どもの力を伸ばすために、脳科学を応用しよう。
ドーパミン効果は、子どもを気持ちよくさせる。
そして、先生を好きにさせるであろう。先生と子ども
との関係づくりのために、以下の関わり方が大切です。
 見つめる
 ほほ笑む
 話しかける
 さわる
 ほめる
≪5月18日校内の児童理解の全体会で≫



壱.自分をコントロール(制御)できる子にするために、
  基本的なことをしっかりとやらせよう。
弐.「1時間の授業で何を考えさせるのか」を大事にしよう。
参.教師の人間性を磨いて子どもを感化しましょう。
  子どもが感化された後は、自然に教師の言葉が子どもに入る。
  そうなれば、大事なことを繰り返し言って、
  子どものできることを増やしていこう。
≪5月14日朝の職員打ち合わせで≫



昨日は318人、今朝は311人、
子どもたちが自分からあいさつできたけど、
この数は、まだまだ本物ではない。
続けたら本物になるので、
今一度、気合いを入れていこう。
≪5月14日朝の職員打ち合わせで≫



今朝は318人も、自分からあいさつしていったで。
ついに、300人突破や。
≪5月13日朝の職員室でのつぶやき≫



知らないことがあっても大丈夫。
知らないことは「知らない」と言ったらいい。
人権を大切にし、差別をなくしていこうとする強い思いを持っていたら、自信を持って思い切ってやったらいい。
≪5月12日校内の人権全体研修会で≫



言葉だけで教えても
子どもを感化させることはできない。
まず教師が人格を陶冶し、
子どもがそれを尊敬すれば、
自然に子どもも教師を信じ、
感化されていく。
≪5月11日校内の学級経営案交流会で≫



「問うことを通して自覚させる」
≪5月11日校内の学級経営案交流会で≫



農作業をして、4歳若返った。
≪5月11日朝の職員打ち合わせで≫



漢字には一つひとつ意味があります。
ただ、漢字を書けるようになるだけでなく、
自分の生活の中で生きるようにしていかねばなりません。
今、皆さんが覚えている漢字が意味のある漢字になっていますか?
例えば「公平」という熟語を勉強し意味を知ったなら、誰とでも公平に
平等に接していくという生き方を決意することが大切です。
「不公平にならないように人と接しながら過ごすぞ」と、
意識しながら生活していく。それが漢字を勉強するということです。
≪5月7日全校朝会で≫



先生たちも、親がいる間に親孝行せよ。
≪5月6日朝の職員打ち合わせで≫



上ぐつを靴箱の上にしっかり入れる。
このことができないと、大きくなったときに、
大人の言うことをきかなくなる。
小さなときからできるように、直していこう。
≪4月30日朝の職員打ち合わせで≫



教えることは共に希望を語ること。
あいさつのようにいいことをたくさんしていくと、
良くないことが消えていく。
≪4月27日朝の職員打ち合わせで≫



「馬を水辺に連れて行けても水を飲ませることはできない」
馬が、自ら水を飲みたいようにさせるのが研究です。
どうやって子どもに自分から学ぶ意欲を持たせるか、
考えながら授業をしていこう。
≪4月22日校内の研究全体研修会で≫



本物は続く。続けると本物になる。
あいさつも続けると本物になる。
≪4月20日朝の職員打ち合わせで≫



かがやきタイムを工夫して、
子どもにしっかりと取り組ませて、
国語の力をつけていこう。
≪4月19日校内の人権全体研修会で≫



めざす深津っ子は、
  「ふ」…ふれあう子
  「か」…かんがえる子
  「ず」…ずっと続ける子
≪4月7日始業式で、4月8日入学式で≫

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