学力向上に向けて 「のびっこ」で学力保障 2009がんばり教室

進路指導は小学校のうちから



「進路」という言葉を聞くと、中学3年生の高校受験・就職試験の時とか、高校3年生の大学受験・就職試験の時をイメージする方が多いと思います。たしかに、その時期は、子どもたちも保護者の方も、悩んだりしんどかったりする時期だと思います。しかし、深津小学校で「進路指導」というのは、小学校のうちからやっていく必要があると考えています。

とはいえ、目の前に受験があるわけではない小学校の教師にとって、「進路」を意識しながら、子どもや保護者を指導するのは、なかなか難しいです。だから、研修をしっかりすることで、まず教師がしっかりと子どもたちの「進路」について考えていけるようにしています。


深津中学校の先生方に教えていただく研修会

例えば、毎年夏休みには、「深津中学校の先生方から学ばせていただく研修会」を開いています。

夏休みも部活動や会議で忙しい中学校の先生方に無理を言い、深津小学校へ来ていただきます。そして、深津小学校を卒業した子どもたちが3年後にどのような進路を選択したのか、子どもたちが3年間でどう変わっていったのか、中学校の先生方がどのような指導をしてこられたのかを直接お話ししていただきます。

やはり、小学校のうちから、学習規律や集団づくりを大切にしていくことが大切であることを再確認します。小学校の指導で足りないことに気づくこともよくあります。



進路保障部学習会

また、ここ2年ほどは、西同協進路保障部会の夏季学習会にも参加させてもらっています。ここでは、日頃話すことの少ない、高等学校や特別支援学校の先生方や、ハローワークの方のお話が聴けます。

小学校のうちから、時刻・時間を守るといった生活習慣を大切にしたり、自主的な学習を積み重ねたり、何事も粘り強く続けたり、現実的な夢を持つような体験をしたりしていくことが大切であることを学びました。



深津小学校でやっている「ねうちカード」・「生活アンケート」とか「のびっこ」とか「自主学習」といったことが、これから進路を切り拓いていく上で欠かせないことを再確認させてもらえる、このような研修を大切にしていきたいと思っています。そして、子どもたちや保護者の方たちと、そういう話をどんどんしていきたいです。


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